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居徳遺跡群



居徳遺跡群

縄文晩期に戦争?人骨複数に鋭い殺傷痕

土佐市高岡町で高知自動車道建設に伴って発掘された居徳遺跡群から縄文時代晩期(2800-2500年前)の9人分15点の人骨が出土、内3体分には金属器によると見られる鋭い傷や矢じりの貫通痕があり鑑定した奈良文化財研究所は「国内最古の集団同士の戦闘行為の痕跡」と発表した。平和だったとされる縄文時代に戦争が存在した可能性を示す画期的な発見となりました。
居徳遺跡群は、この「居徳人骨」以外にも主に東北地方に分布する大洞式土器(縄文晩期〜弥生時代初期)、国内に類例のない精巧な文様で装飾された木胎漆器(縄文晩期)、日本最古の木製鍬(縄文晩期)、全国最大級の土偶頭部(縄文晩期)、県内最大規模の祭祀跡(古墳時代前期〜中期)などが出土した重要な遺跡です。



貫通痕は、患部がめり込んでいることから、生前軟性を持っている時の傷と考えられる。
(中橋孝博氏、九州大学大学院比較社会文化研究科基礎構造講座)



ノミ状の刺突痕は、同時に出土した猪の解体痕にも見られ、金属器によるものと見られ、これは従来最古とされた福岡市曲がり田遺跡のものより古いと推定されています。
居徳遺跡群にはこれまで弥生文化とされてきた要素が伺えるが、時代的には100〜200年は古く、縄文文化が見直される貴重な遺跡として全国的なニュースとなりました。
なおこの遺跡は、現在埋め戻され再び深い眠りについています。

資料:奈良文化財研究所提供