新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について
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掲載日 : 2021/02/18
新型コロナウイルス感染症に関して感染した人やその家族、医療従事者や外国人などに対する不当な差別やSNS等における根拠のない差別的書き込みが発生しているとの報道があります。このウイルスはいつ誰もが感染するリスクがあります。
自分や家族がその立場に置かれたとして、嫌なこと、傷つくことを想像してみてください。
不確かな情報に基づく不当な差別や嫌がらせ、SNS等での誹謗中傷などは絶対にないようにお願いします。
お互いの人権を尊重し、冷静な行動により感染拡大防止に努めましょう。
確かな情報に基づいて冷静な行動をしましょう
新型コロナウイルス感染症に関する知識や情報は、行政機関等から入手し、正しい情報に基づいた冷静な行動をお願いします。
人権侵害行為の事例
- インターネット・SNSでの誹謗中傷
- 感染者の個人情報の詮索、公開
- 誹謗中傷の投書、貼り紙
- 外国人、海外からの帰国者への中傷、嫌がらせ
- 他県からの来訪者への差別
- 医療従事者への店舗や公共交通機関への利用拒否
人権侵害行為が広がると
このような人権侵害行為が広がると、感染の疑いのある症状が出ても、差別を受けることを恐れ、医療機関を受診せず、さらなる感染拡大につながってしまう恐れがあります。
また、ウイルスに立ち向かっている医療従事者への不当な差別や偏見は、適正な医療の提供の妨げにもつながります。
一人で悩まず、まず相談を
法務省の人権擁護機関では、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な差別、偏見、いじめ等の被害にあった方からの人権相談を受け付けています。困ったときは、一人で悩まず、相談してください。