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銅造鏡像・懸仏(どうぞうきょうぞう・かけぼとけ) .

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  • 銅造鏡像・懸仏(どうぞうきょうぞう・かけぼとけ)

 掲載日 : 2022/02/27
 更新日 : 2022/05/06


銅造鏡像・懸仏

●文化財種別:県保護有形文化財
●指定日  :昭和32年1月18日指定
●所在地  :土佐市高岡町清滝 清滝寺

 神仏習合の信仰の世界で、御正体(みしょうたい)(本地仏(ほんじぶつ))を表すものとして造られ、社寺に奉納礼拝したもので、鏡面に仏像などを線刻したものを鏡像(きょうぞう)といい、金属円板に立体的な像をあしらったものを懸仏(かけぼとけ)という。
 清滝寺には、この鏡像1面、懸仏3面が伝えられている。鏡像(写真1)は径22.9cm、銅円板上に文珠菩薩(もんじゅぼさつ)を線刻したもので平安末期の遺品である。阿弥陀坐像の懸仏2面、径15.9cmの方(写真2)は銅製の円板に打出しと線刻の阿弥陀像を鋲どめしたもので、藤原末~鎌倉時代初の作品である。径30.3cmの方(写真3)は、円板・像とも鋳造(ちゅうぞう)したもので鎌倉前期の遺品である。いま1面の懸仏は径18.5cm(写真4)で、打出しの薬師如来像を中心に花瓶(けびょう)・天蓋(てんがい)などをあしらったもので、室町時代の遺品である。
 これらは山麓の松尾八幡宮に伝えられていたもので、神仏分離後清滝寺が受継いだものであるという。特に阿弥陀懸仏は八幡の本地仏であった。
 神仏習合の思想では、衆生済度(しゅじょうさいど)のため仏がかりの姿をとってあらわれたのが神であるとした。もろもろの神となった、もとの仏を本地仏という。


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